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初心者に優しいと評判のタキですこんばんは。
気付いたのですが全然自己紹介してませんでしたね。
mixiの方ではもう3年くらい日記を書いていたので、うっかりしてました。
とはいうもののこちらの日記では主に造型活動をメインに日記を書いていくスタンスなので、いちいち自分は○○で~と紹介してもよいのですが読んでいる方はそんなに面白くもないと思います。
なので文面で自己紹介するより製作中の作品を見てもらった方が自己紹介になると思います。
あ、mixi会員の方は右の→リンクから飛べるのでそちらからどうぞ。
ではつづきから。
自己紹介しないと言っておきながらナンですが僕は恐竜が好きである。
男の子だったら小さい頃は画用紙にクレヨンで怪獣や恐竜を書いた事があると思います。
「ジュラシックパーク」を小学校5年生のときに見て2週間くらいずっと映画館で買ったロゴ入りのTシャツを着ていました。バッチイですね。
今でも雨の日に車を運転していると「いつヤギの足が降ってくるんだろう」とか思ってしまいます。
そんなこんなで今回「ティラノサウルス・ヘッド」を作ろうと思ったわけですが、なぜ頭だけかというと
ホビージャパン1994年4月号 より
これ これですよ。 あこれとか言っちゃってすいません。
当時僕は何歳だ?え~と中学生か。ガンプラ作ったりエヴァにハマッてた頃ですね。なのでホビージャパンは毎月買っていました。
いつの頃からかガンプラの作例記事よりも松村しのぶさんが連載している「WILD RUSH」が毎月の楽しみになってました。
数ある「WILD RUSH」の中でもこのゴルゴサウルスの記事に、とても深い感銘を覚えたのである。
素人目には普通の恐竜の首にみえるが実は下あごに独自の解釈を取り入れて作られているとの事である。
かいつまんで説明すると「口をピタリと閉じられた方が乾燥を防ぐという意味で生物学的に理にかなっている」と言う事である。
なのでこのゴルゴサウルスの下あご(特に下くちびる)の部分に注目。上あごの牙がピタリと覆いかぶされるように造型されている。
いつの間にか「WILD RUSH」解説コーナーみたいになってきましたね。
とにかくこの記事を読んで感動したのは「考えて物をつくる」という事ですね。
で次はコレです。
僕が高校生の時に作った「ヴェロキラプトル・ヘッド」である。
いわずもかな松村しのぶさんの「ゴルゴサウルス・ヘッド」の影響で作りました。
当時プレステの「ディノクライシス」という恐竜ゲーム(?)にハマッていたのでラプトルを作ったのですが
正面が全然だめですね。考えて作ってませんでした。考えが足りません10年前の僕は。
さらには上の写真もよくみると眼球が大きすぎるし耳の穴の位置も変である。
反省の為に製作文を10年ぶりに書きます。
近所の図書館で恐竜骨格図集(グレゴリー・ポール著)を借り、コンビニでカラーコピーをとった物を参考にファンドで製作。
ファンドとは粘土の商品名です。
造型用粘土としてはポピュラーなもので初心者でも気軽に扱えるところがステキである。
小学校の図工の時間で使ういわゆる「かみねんど」よりもランクが上のステキ粘土である。
値段も手ごろで僕のいきつけのプラモ屋さんでは1個420円で売っています。
プロの方も使っており「怪獣」 「萌えフィギュア」 「球体関節人形」 「フラワーワーク」 などなどそのポテンシャルはまさに無限大で1つなんと420円である。
いつの間にかファンドの解説コーナーになってきましたね。
まあ当時アホな高校生だったのでファンドの潜在能力を引き出すにはいたらず、というか自分の準備のなさにほとほとがっかりである。
その後は、こつこつと資料も集め造型テクも磨き知識も増やし今回の「ティラノサウルス・ヘッド」にたどりつくのである。長いなこの日記。
で個人的に重要だと思うのは製作前の下準備です。
1っパツで「かたち」が出せる3次元立体構成能力が抜き出ているスゴ腕の天才の方は多分考えるより先に手が動いて超絶技巧のカタマリのような作品が作れるのでしょうが
残念ながら僕は恐竜好きの少年が年をとっただけの普通の人間なのでこつこつと進みます。
なのでまずイメージをつかむ為のデッサンから。
首の角度が不安だったので変更したのがこれです。
前回に描いたものよりか大分ましになりました。
やはり資料は見て描いたほうがいいですね。
でも今度は顔の長さの比率が心配です。あとベース(台座)のデザインも、もう少しカッコ良くしたいですね。
台座がカッコ悪いと文字通り「台無し」なので。
つづく